栃木県・道の駅那須与一の郷・歴史に触れられる場所
栃木県大田原市にある那須与一の郷は、国道294号線と国道461号線が交差した所を西に進んだ場所にあります。名前とおり那須与一がメインテーマになっていますが、周辺の歴史や文化もテーマとしてとらえられています。
この道の駅でまず勧めなのは那須家に代々伝わる資料を展示する那須与一伝承館です。
いろいろな展示物がありますが、その展示物もさることながら、映像とからくり人形で再現された屋島の源平合戦の話です。那須与一が海に浮かんだ舟の上の扇を射貫くという有名な話です。映像で海が現れ舟が浮かんでいます。そこへからくり人形がやって来て扇を射貫きます。この場面の前には合戦のシーンもあり、音響も素晴らしいことから、まるで屋島の合戦の近くにいるような錯覚させ覚えます。
更に圧巻なのは、その再現が行われている横で琵琶法師が平家物語を語ります。その琵琶法師はまるで、耳なし芳一のようです。首を振り撥を持つ手を本物のように動かします。思わず見入ってしまいます。
さて、他にも大田原市は竹細工も盛んで、そんな作品も多く展示されています。
そして、休日にはフリマというか骨董市というか、小さなものですが開催されます。歴史ある場所らしく、意外なものが手に入ることもあります。
さらに、近くで取れた農産物も販売されており、新鮮な野菜などが購入できます。
入り口の側の調整池の畔には那須与一の像が建ち、また調整池の形も弓を彷彿とさせるものです。
栃木の中央地域でゆっくり源平の歴史に思いを馳せてみるのも良いものです。